目次
1. 目的
2. MicroDicomとは
3. インストール
4. 操作方法
4.1. 画像の読み込み
4.2. 画像の表示
4.3. コントラスト調節
4.4. DICOMタグ情報
4.5. DICOMをPNG/JPG/BMP等の画像に変換
4.6. DICOMを動画に変換
1. 目的
- MicroDicomを使ったDICOM表示
2. MicroDicomとは
MicroDicomは、Windows上でDICOMの表示・処理・保存をすることができるGUIソフトウェアで、非営利目的であれば無料で利用することができる。
3. インストール
こちらから、MicroDicomをダウンロードする。
64 bitのPCであれば、「Installation package:」の「MicroDicom DICOM viewer ?.?.? x64」をクリックしてダウンロードする。32 bitのPCであれば、「Installation package:」の「MicroDicom DICOM viewer ?.?.? x32」を選択。
ダウンロードした、インストーラ（MicroDicom DICOM viewer ?.?.? x64）をダブルクリックして実行することで、MicroDicomのインストールが始まる。
4. 操作方法
4.1. 画像の読み込み
DICOMが入ったフォルダを、MicroDicomにドラッグ&ドロップする。
4.2. 画像の表示
画像を読み込むと、次のように表示される。
断面の切り替えは、DICOM表示画面を左クリック後に、マウスホイール回転でできる。
4.3. コントラスト調節
DICOM表示画面を右クリックし、「Window/Level」を選択。左クリック&ドラッグでコントラストを調節できる。
4.4. DICOMタグ情報
すべてのタグ情報は、DICOMタグ情報のウインドウの下タブ「All Tags」を選択することで見れる。
基本的な被験者情報は、下タブ「Patient information」を選択することで見れる。
すべてのタグ内、一部のタグを選択的に見たい場合、下タブ「All Tags」を選択した後に、タグを右クリックし、「Add to Custom」を選択。
Add to Customしたタグは、下タブ「Custom Tags」で確認することができる。
タグ情報のコピーは、右クリックをし、「Copy/Copy All/Copy Value」のいずれかを選択することでできる。
4.5. DICOMをPNG/JPG/BMP等の画像に変換
上の画像アイコンを選択し、条件を設定後、Exportをクリック。
DICOMが画像がPNG/JPG/BMP等の形式で保存される。
4.6. DICOMを動画に変換
上の動画アイコンを選択し、条件を設定後、Exportをクリック。
DICOMが動画に変換される。
著者情報： 斎藤 勇哉
順天堂大学医学部 大学院医学研究科 放射線診断学講座所属脳MRI 画像解析が専門であり、テーマは①神経変性疾患の機序解明、②医用人工知能の開発、③多施設データのハーモナイゼーション、④速読が脳に与える影響や学習効果、⑤SNS解析を用いたマーケティング戦略の改善。
医療分野に関わらず、自然言語処理・スクレイピング・データ分析・Web アプリ開発を得意とし、企業や他大学の研究を支援。
主な使用言語は、Python、Shell Script、MATLAB、HTML、CSS
