すぐできるVBMで、一般的なRenderにつれて触れていますが、最近、SPMに、もうひとつのRender機能があることを発見しました。
SPMで統計結果を出した後、左下のウィンドウから overlays… Render を選択するところまでは同じですが、
ファイルを選ぶ際に、SPM12のフォルダの”rend”ではなく、”canonical”フォルダにある”cortex*.gii”を選択します。
すると、下のようなRenderファイルが得られます。
これはマウスでくるくる回せます。
また、内側を見せたい場合は、右クリックして、Connected Componentsのうちのどちらかのチェックを外します。
そうすると、内側を見ることができるようになります。
きれいな結果なので、論文に使えると思います。
根本先生
質問失礼致します。
先生のサンプルではなく自分のデータを使用して統計解析でbata_0001〜005.nii、ResMS.nii、RPV.nii等のファイルを作成しました。
作成後overlaysよりslices、montage等の脳画像は問題無く表示できたのですが、renderを表示する際、統計の進め方を保存したmatファイルしか選択できずrenderの表示ができません。render用に新しく何らかのファイルを作成する必要があるのでしょうか、、?
稚拙な質問で恐縮すがご教示いただけると幸いです。宜しくお願い致します。
佐藤
佐藤先生
Renderの際は、SPMの中にある rend ディレクトリにある
– render_single_subj.mat
– render_smooth_average.mat
– render_spm96.mat
のどれかを選びます。
ここを選べばその後は進むと思います。
どれを選ぶかは自分の好みなのでいろいろ試してみてください。
以上、よろしくお願いします。
根本清貴
根本先生
文章を読み違えており大変失礼致しました。
無事表示することができました!ありがとうございます。
佐藤
佐藤先生
無事に表示できたようでよかったです。
根本清貴
根本先生
突然失礼します。
CONNのMVPAについて質問したいのですが、宜しいでしょうか?
慢性疼痛患者でcontrol17人とpatient21人で解析を行っているのですが、MVPAでデフォルトで8が出て
そのままdoneをしたんですが、MVPA1からMVPA8まで出て、それぞれの違いが分からないのです。
値を変えて10や4や2でもやってみたのですが、例えば2で解析すると、8で解析した時の1と2が出るのみで
MVPA2で優位な差が出た同じ部位でMVPA3では差が出なかったりするんです。これは何を意味している
のでしょうか?
MVPAですが、First-level analysisのところで次のような説明がされています。
group-MVPA: Number of components retained from a Principal Component decomposition of the between-subjects variability in seed-to-voxel connectivity maps (separately for each voxel)
After group-level components are computed, subject- and condition- specific components are estimated using dual-regression back projection
seed-to-voxelのconnectivity画像から、主成分分析の手法を用いてコンポートネントを得ているとありますね。
ざっくりとした理解で言えば、MVPAの1〜8は、被験者間の特徴の8つの成分ということになります。
たいていは、最初の2−3に何か意味があるものが来るはずです。(主成分分析を想像していただければいいのではないでしょうか。第1成分、第2成分で多くのものが説明できますよね)
とすれば、「8」の設定で解析した時の1と2はおそらくかなり寄与率が高いものですから、
「2」の設定で解析した時の2つとほぼ同じになると思います。
こんな考え方でいかがでしょうか?
根本先生
返信遅れて申し訳ありません。
参考にさせていただきます。
どうも有難うございました!