SPMで画像の中心を原点に設定するスクリプト

岩手医大の山下典生先生スクリプト第2弾です。
NIfTI画像を扱っていると、ときどき画像の原点(Origin)が変なところに設定されているケースに遭遇することがあります。このスクリプトは、SPMで、NIfTI画像の原点を、画像の中心に設定するスクリプトです。多くの画像の原点が変なところになっているような時に役立つと思います。
使い方は簡単です。

  1. setorigin_center.mをダウンロード(右クリックで名前をつけてリンク先を保存)し、SPMのフォルダに入れます。
  2. Matlabのコマンドウィンドウから、以下のようにタイプします。
  3. >>setorigin_center

  4. 画像選択のウィンドウが開きますので、原点を画像の中心にセットしたい画像を選択してください。

これだけです。
実際に手元にあったデータでやってみました。
左側が設定前です。原点がかなり後ろに設定されています。
右側がスクリプトを走らせた後です。この場合は、幸運にも画像の中心がちょうどACと合致しています。ここから微調整でAC-PCを設定した方がずっと楽ですよね。

setorigin_screenshot

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SPMで画像の中心を原点に設定するスクリプト” へのコメント

  1. ピングバック: AC-PC自動設定スクリプト(SPM12対応版)

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