格安パルスオキシメーターは使えるのか?

久しぶりに脳画像以外のネタを。

COVID-19が猛威をふるう中、動脈血酸素飽和度 (SpO2) を測定できるパルスオキシメーターの需要が増えています。
万が一自宅療養になる時などにそなえてパルスオキシメーターが家にあるといいなと思いましたが、
一般的に購入できる1万円未満のパルスオキシメーターのレビューを見ると、みなさん、様々なことを書いていて、判断に困るなぁと思いました。

そこで、実際どうなのかと思い、自ら人柱になって、自腹で購入して実験してみました。

利益相反の開示: 今回テストした3機種はいずれも私費で購入したものであり、これらの機種の購入を推奨するものでは全くありません。
実際の機種名を示さないと意味がないと思い、機種名を明記します。

検証課題

  • 一般に購入できるパルスオキシメーターは医療機関で使われているパルスオキシメーターと遜色ないのか?

検証に使った機材

  • 以下の3種類のパルスオキシメーターを使用しました。
    • コニカミノルタ PULSOX-Neo 実売価格 約32000円

    • ドリテック OX-102 実売価格 約8000円

    • ドリテック OX-200 実売価格 約6500円

方法

  • 実験協力者は健康な5人です。50代1人、40代1人、10代3人です。
  • 環境は通常の住居内で行いました。
  • 被験者に安静状態をしばらく保ってもらったうえで、右手あるいは左手の人差し指、中指、薬指にパルスオキシメーターを装着しました。
  • 測定開始から約3分の時点での酸素飽和度(SpO2)を確認しました。

実験結果

被験者 PULSOX-Neo OX-102 OX-200
Subj 1 98% 97% 98%
Subj 2 97% 97% 97%
Subj 3 98% 98% 98%
Subj 4 97% 96% 97%
Subj 5 95% 96% 95%
  • PULSOX-Neoをリファレンスとしてとらえた場合、OX-102とOX-200の測定結果は±1%以内におさまっていました。

考察

  • 限られた人数のデータですが、健康な状態においては、3機種ともに測定結果は極めて近似していました。
  • 今回のデータからは、一般に購入できるパルスオキシメーターは医療機関で使われているパルスオキシメーターと遜色ない可能性が示唆されました。

想像していたよりよい結果となりました。

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