先日、あるスクリプトを書いている中、.bashrcに追記する内容を書いた時に
echo "something" >> ~/.bashrc
と書くべきものを
echo "something" > ~/.bashrc
と誤って書いてしまい、テストでスクリプトを走らせて .bashrc を確認したところ、
something
の一語だけになっており、顔から血の気がひくという経験をしました。
幸いなことに他のシステムの .bashrc をもってきて事なきを得たのですが、
このインシデントに対し、解決策を調べようと思い、.bashrcを見直したところ、以下の記載がありました。
# Alias definitions. # You may want to put all your additions into a separate file like # ~/.bash_aliases, instead of adding them here directly. # See /usr/share/doc/bash-doc/examples in the bash-doc package. if [ -f ~/.bash_aliases ]; then . ~/.bash_aliases fi
意訳します。
# エイリアスの定義 # このファイルに何か追加したい場合、直接追加するのではなく、 # ~/.bash_aliases のような別のファイルに記載したほうがいいかもしれません。 # 詳しくは bash-doc パッケージにある /usr/share/doc/bash-doc/examples をみてください。 if [ -f ~/.bash_aliases ]; then . ~/.bash_aliases fi
Alias definitions となっていますが、これは、aliasで設定する(いわゆる)エイリアスではなく、
.bashrcのエイリアス(別ファイルとでも言った方がいいのでしょうか)という意味ですね。
まさに私の望むものがありました。
早速、ホームディレクトリの下に、 .bash_aliases というファイルを作成し、
この中にいつもだったら .bashrc に記載する様々な設定を書いたところ、
(もちろんですが、)問題なく動きました。
ということで、
「Ubuntu で .bashrc に追加記載するものは、すべて .bash_aliases に記載すると事故が防げる」
ということを学びましたので、共有させていただきました。