macOSをBig Surにアップグレードした後、VirtualBoxから仮想マシンを起動しようとすると、”Kernel driver not installed (rc=-1908)”というエラーが出て、起動しないという現象にぶつかりました。
原因を探ったところ、”VirtualBoxのバージョンをあげること”が解決法として挙げられていました。
以下の方法でなんとか解決できたので、紹介します。キャプチャは全てmacOS Big Surのものです。
- VirtualBoxの最新版の入手
2021年2月21日現在、VirtualBox 6.1.18が最新版ですので、それを入手します。
リンクは、こちらになります。
- VirtualBoxのアンインストール
ダウンロードした dpkg ファイルをダブルクリックします。
右下の”VirtualBox_Uninstall.tool”をダブルクリックします。
そうすると、以下のWarningが出ます。
ここで慌てず、画面左上のアップルマーク -> システム環境設定 -> セキュリティとプライバシーに進みます。
画面下の”VirtualBox_Uninstall.tool”は開発元を確認できないため、使用がブロックされました。のところで、「このまま開く」をクリックします。
そうすると、改めて、Warningが出るので、「このまま開く」をクリックします。
これでようやくターミナルが表示されます。
“Do you wish to uninstall VirtualBox (Yes/No)?” に対し、Yesをタイプします。その後もいくつか質問が出ますが、基本的にYesを選びます。
そうするとアンインストールが完了します。
- VirtualBoxのインストール
先程のインストーラーから左上のVirtualBox.pkgをダブルクリックします。
そうすると、次のような画面が出ますので、「許可」をクリックします。
すると、さらに画面が出てきて、「システム機能拡張がアップデートされました」と出てくるので、OKを押さずに、セキュリティ設定を開くをクリックします。
ます。
そうすると、セキュリティとプライバシーが開くのですが、全てグレイアウトされています。左下の鍵アイコンをクリックします。
そうすると、許可できるようになりますので、許可します。
そうしたら、インストーラーが起動しますので、インストールします。同時に、「新しいシステム機能拡張を適用するには再起動が必要です」と出てきますので、インストールが終わったことを確認して、再起動を選びます。
これで仮想マシンが問題なく起動するようになりました。
困っている方はお試しいただけたらと思います。
しかし、それにしても、Appleのこのセキュリティは、排他的すぎて心配です。