先日、新しいデスクトップマシンが職場に到着しました。
早速、Lin4Neuro-14.04をインストールしたところ、画面解像度が1280×1024までしかでなく、悲しいことに…。
グラフィックボードはNVIDIA GeForce GTX 750 Tiが搭載されています。
Ubuntuのnvidia-currentではまだ未対応であることから、本家のサイトからドライバーをインストールすることとしましたが、ひと手間だったので、その経過をまとめます。
- NVIDIAのドライバを入手
- シェルのLANG変数を英語に
- インストールを試みるも…
- GRUBの設定
- GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT=”quiet splash”
- #GRUB_TERMINAL=console
- GRUBのアップデート
- NVIDIAドライバのインストール
- GRUBを元に戻す
- “text” → ”quiet splash”
- GRUB_TERMINAL=consoleの行頭に#をつけてコメントアウト
これはさほど大変ではありません。NVIDIAのサイトに行って、Linux x64 (AMD64/EM64T) Display Driver をダウンロードしてきました。2014年12月19日現在、最新のドライバはNVIDIA-Linux-x86_64-340.65.runです。
インストーラーが英語ですので、日本語環境だと文字化けします。
簡単です。
$ LANG=C
これでOKです。
早速、ターミナルから以下のようにタイプしました
$ sudo sh NVIDIA-Linux-x86_64-340.65.run
そうすると、以下のようなエラーメッセージが出ました。
Xが起動してちゃダメなんですね。とするとテキストモードでログインしなければなりません。
いろいろ調べたところ、Ubuntuファミリーではランレベルを変えるのではなく、GRUBの設定を変えることでテキストモードのログインが可能になることがわかりました。
設定ファイルは、/etc/default/grub
になります。
私はふだんviを使っていますが、今回はnanoを使います。
$ sudo nano /etc/default/grub
そこで、以下の2行を修正します。
この”quiet splash”を”text”に変更します。
GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="text"
ここは、最初の#をはずします。
GRUB_TERMINAL=console
下図のようになります。
そうしたら、Ctrl+Xで保存して終了します。
この変更をGRUBに反映させます。
$ sudo update-grub
これで再起動すると、テキストモードになるはずです。ログインします。
ドライバをダウンロードしたディレクトリに移動し、以下をタイプします。
$ sudo sh NVIDIA-Linux-x86_64-340.65.run
今度は、きちんとインストーラーが起動します。基本的に全部Yesと答えて、終了です。
でも、これで安心してはいけません。
これで再起動すると再びテキストモードになってしまいます。
したがって、また/etc/default/grubを編集するわけですが、テキストモードでは日本語がうまく表示されませんので、まずは環境変数LANGを英語にすることからはじめます。
$ LANG=C
そして、再び/etc/defaults/grubを編集します。
$ sudo nano /etc/default/grub
先ほどの修正を元に戻すわけです。
また、Ctrl+Xで保存し、GRUBをアップデートします。
$ sudo update-grub
これで再起動すると、解像度が自分のほしい解像度になっているかと思います。
Xubuntu 14.04はいいですね。さくさく動いていい感じです。
とても参考になりました。丁寧で有用な記事をありがとうございます!
コメントどうもありがとうございます。お役にたてたようで幸いです。
はじめまして。なんらかのグラフィックボードとxbuntuは本当に快適ですね、日本語もばっちり使えるし。グラボなしだと軽いディストリじゃないと苦しいですし。nvidiaの公式だと検索わかりにくかったんで本家グーグルで検索したのですがとても参考になりました。
コメントどうもありがとうございます。
私もなかなか情報を手に入れることができず、苦しんだので記事としてまとめてみました。
お役に立ったようでしたら幸いです。