2016包括脳チュートリアル アンケート結果

2016年1月23日に行われた包括脳チュートリアルのアンケート結果です。

私が担当したAM-1 UNIX系OSの基礎と応用 に関連した部分だけ抜粋します。

受講者の属性(これはチュートリアルすべてです)

tutorial_result_2016_01
様々な分野の方がチュートリアルに参加してくださったことがわかります。

チュートリアルの難易度

tutorial_result_2016_02
約8割の方にちょうどよいと答えていただきました。

チュートリアルの満足度

tutorial_result_2016_03
「満足」と「やや満足」が約9割となりました。

チュートリアルの時間

tutorial_result_2016_04
私のセクションに関しては「ちょうどよい」と「短い」が2:1という結果になりました。私自身、当日、相当端折りましたので、そうだろうなと思います。じっくりやるならば、3時間ぐらい必要です。

今回のチュートリアルで良かった点をご自由にお書きください。

  • 根本先生の講義でスクリプトの書き方やコマンドの入力方法について基本から教えていただき、他ではなかなか得られないよい経験になりました。山下先生の講義ではFSL-FIRSTで体積を計算するもっとも簡便な方法を教えていただき、すぐにも使えそうな内容でした。今回は、事前に画像解析ソフトを入れたVirtualBoxを用意していただき、メーリングリストもあり、用意周到でスムーズに受講ができ助かりました。
  • 貴重な勉強の機会となりました。ありがとうございました。
  • ソフトのインストールが丁寧でよかったです。
  • 普段自分からはやろうとしない解析方法の足掛かりが作れた。スクリプトの復習が出来た。
  • FSL-firstについて、実際の操作方法を学ぶことができ、感謝しております。
  • 小さい教室のほうには、サポートきてくださるチューターの先生がたくさんいた。講師の先生方、サポートの先生方みなさん、優しかった。
  • UNIX系OSに接する機会が乏しかったので、非常に勉強になりました。また、基礎の後、FIRSTで実践的な研修を受けることができ、効率的な研修と感じました。
  • スクリプトに馴染む良い機会でした
  • 毎回、新しいことが学べるのでとても満足しています。資料も年々分かりやすくなっていると感じます。こまめな休憩も集中力が維持できて良かったです。
  • 実際に自分で色々と手を動かしてみる、というのが、より実感できて良かったです。便利なソフトウェアも色々と教えていただき、今回の講習を通して、そういったものを今後有効に活用できればと思います。
  • 根本先生のチュートリアルは初心者でも容易に理解できるよう作り込まれていて大変理解しやすかったです.
  • 午前中のUNIX入門では、実際に自分でコマンドを打ってみることで、今まで漠然としていたプログラミングというものについて少し踏み込めた感じがしました。事前の資料含め、とても丁寧に説明してくださり、分かりやすく感じました。
  • UNIXは、本やネットでは学べないことを知ることができて、とてもためになりました。
  • 予習することを促していただいたので、当日は講義に遅れることなく、理解を深めることが出来ました。
  • 根本先生の講義がいつもながらたいへんわかりやすく解説してくださり、ひとりではとっつきにくく進まなかったスクリプトへの理解が深まりました。
  • 昨年に続いて参加しましたが、UNIXについては非常に勉強になりましたし、楽しかったです。
  • UNIXのコマンドの勉強ができ、今後FSL等を使った多人数の処理等に応用できそうでためになった。
  • 画像解析ソフトでは、コマンドを必要とするものが多いが、とっつきやすい解説書がなく、非常にためになった
  • UNIX系OSの基礎と応用について。事前の入念な準備のおかげで予習も十分でき、講義での理解も深まった。コマンドラインの読み方、書き方をしっかり理解する事ができた。
  • UNIX系OSの基礎と応用に初めて参加しました。これらを勉強しようと思ってもどこから手をつけたら良いかわからない状態で、受講前は内容についていけるのか不安がありましたが、事前に予習できたので当日は精神的に余裕を持って参加できました。配布物がわかりやすく、また実際に手を動かせる内容であったので、理解につながりやすかったと思います。また、Lin4Neuroにより簡単に解析環境をセットアップできたことも「とっつきにくさ」を回避できたと思います。
  • 事前準備がしっかりしており、予習も出来た分理解が深まった。
  • 本当の基礎の基礎から教えていただけたこと。ほぼパソコン講座のような雰囲気で敷居が軽かったように思う。
  • Linux系を仮想で使用するやりかたなど新たに知ることができとても勉強になりました。またプログラムを作成するという点は今後解析する上で必須になってくると思うので、今後もこのような機会があれば是非参加したいです。
  • ハンズオンセミナー形式が多く組み込まれてきた点
  • 画像解析の初心者として、午前のUNIXはとても勉強になった。
  • 汎用性のあるScriptのアイデアを紹介していただき大変有意義でした。
  • 実際に自分のPCを動かしながらの講義であったので主体的に学習させていただきました。
  • AMの講義では、未経験者にとってもわかりやすいように、事前の内容提示と、コマンドの提示があったためわかりやすかった。
  • Linuxについて整理して短時間で学ぶことができた点で大変有意義でした。
  • 予め根本先生よりメーリングリストで受講するための準備のご指南があったのが,良かったです.きちんと準備が出来ていたので,受講時にも理解度が高まったように思います.また,根本先生も山下先生の講義も実際に操作しながらだったので,より理解できたと思います.また,実際解析を行うにあたって,ひと手間をはぶくワンポイントなども教えて頂いたので,実際的でとても良かったです.
  • 普段接する機会の乏しいLinux系OSの基本を実践形式で学ぶことができました.また,FIRSTのような実際の解析に用いるプログラムを実践的に学ぶことも大きな利点に感じました.
  • 解析に役立つトピックが満載だったこと(午前、unix)。

次回のチュートリアルで改善してもらいたい点をご自由にお書き下さい。

  • 今回同様、VirtualBoxやメーリングリストを活用していただきたいです。
  • 可能な範囲で実際に動かすような形にしてほしい。
  • 短時間で教えるには難しい内容を頑張ってやっていただいているので、特にありません。
  • 可能であれば2日間開催にしていただき、両方のチュートリアルに参加できればと思いました。
  • 時間が短かったため、規定のパラメータをただ無機質に入れていくだけになってしまっていたかもしれません。色々とflexibleに、例えばここのパラメータをこうすると、こうなってしまう、といった内容も聞けるとよかったです。
  • 予習していると午前の前半は少し、余裕があったので、もっと沢山のスクリプトの作り方を学んでみたいと感じました。
  • fslmath, fslstatは実際に使ってもいますが、まだ十分に活用してもいないので、今回の資料内容を実際に演習できる時間があると良かったと思いました。
  • UNIX系OSの基礎と応用について。山下先生の講義スライド18で、各領域の体積を算出したが、mean, max, minなどは何の値を表しているのか。
  • 今回Lin4Neroの12.04Verを持ち込んだが、3Dslicerを立ち上げてもMRI画像を表示できないというエラーがあった。チュートリアルそのものに非はないが、エラーの改善を期待したい。
  • 少し内容が詰め込みすぎな部分があるかと思いました。経験がある人にとっては物足りないかもしれませんが、初めて行う人にとっては少し大変でしたので、その点を改善していただけますとうれしいです。
  • どうしても画面やDisplayでは文字が見にくかったりついていけなかったりする点があった
  • 時間が短く、ついていくのが精一杯だった。
  • 事前準備として予習できましたので、講義に無事についていくことができました。
  • チューターからの講義中のサポートもあり、改善をお願いしたいようなところはありませんでした。
  • 特にはないですが,引き続きこのチュートリアルが毎年あってほしいです.また,もう少し回数が増えたら嬉しいです.半年に1回とか・・・.
  • 午前だけでなく,午後にも基礎的なことを扱う講義があると,大変ありがたく感じます.

今回とりあげられなかった内容で今後とりあげて欲しい内容はありますか? できるだけ具体的にお書き下さい。

  • チュートリアルで習った解析ソフトを用いた論文の書き方や注意すべき点についての説明もあるとありがたいです。
  • Freesurferの実際について。manualでの修正の程度など。
  • 画像解析結果のvisualizationの色々なやり方を教えて頂けたら助かります。
  • FSLの基本的な操作方法、解析ファイルの作成方法についての講義をお願い致します。
  • 脳画像最前線(プログラム、方法、使い方などなんでも)
  • DPARSF以外のrs-fMRI前処理
  • GIFTの使い方
  • freesurfer 上記と内容は重なりますが、オプションについて具体的な事例を教えていただけたらと思います。あとは、解析における結果のquality checkについて、preprocessing以降についても、その都度どういった方法で合っているかどうかを確認されているのか、教えていただければ幸いです。
  • cortical thickness analysisについてチュートリアルを行っていただけるとありがたいです.
  • FSLとそのほかの解析ソフトとのやり取りを学んでみたいです。例えば、FSL-FIRSTで設定したROIと、3D slicerでmanualに設定したROIの比較や、ROI内の数値をRで統計解析する、など。
  • 主にTBSSで解析していますが、結果のFSLview表示を論文のfigureに使うとき、カラーバーを添えている論文があります。カラーバーはダウンロードできますが、数値はどうしたらよいのでしょうか?あれはt値の表示でしょうか。また、Concha, Luis, et al. In vivo diffusion tensor imaging and histopathology of the fimbria-fornix in temporal lobe epilepsy. The Journal of Neuroscience 30.3 (2010): 996-1002.のFigure3のようにFA値をファイバーに沿って表示しているのは、どのような方法でおこなっているのでしょうか?
  • resting state fMRIについては、パッケージを使わずにspmで実際に前処置からやってみることをしたいです。時間がかかると思うので、演習でなくてもよいと思います。
  • 脳画像最前線(プログラム、方法、使い方などなんでも)
  • ネットワーク解析の方法。
  • FreeSurferについて同様に解説していただけたら幸いです
  • 根本先生のブログに添付されてあるFSLcourseの内容。今回の内容の応用編になると思われるので、プラスアルファで講義を行っていただけたらと思う。
  • DCMなどの解析方法。
  • 今回の内容で特に問題はありません
  • EPIやVBM解析などについて、FSLのSPMの比較を取り上げた解説をしていただけると大変助かります。
  • FSLは基底核の局所体積が主だったため、皮質厚を求める方法やその応用が学べたらよい。
  • 新しい解析法で注目されている手法があれば随時取り上げていただきたいと思います。
  • FreeSurferや他の画像解析ソフトの使い方についてレクチャーがあったらうれしいです.
  • グラフ理論の概念と解析法について、The Brain Connectivity Toolboxなど

その他、ご意見ありましたら自由にご記入下さい。

  • 是非、来年度以降の継続を期待しております!
  • 包括脳チュートリアルには2回参加させていただきましたが、とても充実しており、他では学べない内容でした。今後とも継続していただけるとありがたいです。地方の大学にいる者には近くに相談できる人がおらず、とても貴重な機会となっております。どうぞよろしくお願いします。
  • 並行して行われるチュートリアルどちらにも参加して勉強したいと思いました。
  • 本日は非常に有意義な時間を過ごすことができました。お忙しいところ、時間を割いていただき、ありがとうございました。
  • 今後も是非続けて欲しいです❗
  • 来年も講習会の開催をお願い致したく、お願い申し上げます。
  • また行きたいので、続けて頂ければ嬉しいです。
  • 科研費以外の研究者も含むかたちで。。参加費払っても良いですので
  • 引き続き、UNIX系OSの基礎、ノウハウや解析の実践を組み合わせた研修を受講させて頂ければ、と思っております。
  • 今後も何卒よろしくお願い申し上げます。
  • 大変濃密な講習でした。非常に勉強になりました。後輩にも是非受講してもらいたいので来年度以降も継続いただけると嬉しく思います。ありがとうございました。
  • 毎年参加させていただいていますが、講師の先生方と運営関係者の方々には誠に頭がさがる思いです。このチュートリアルにより日本の画像解析研究の全体の底上げがなされていると思いますので来年度以降も是非継続していただければと思います。
  • 是非とも来年以降もこのチュートリアルを継続していただきたいと思います.
  • 日本の脳画像解析のレベルを底上げ,維持していくためにも非常に貴重な機会だと思います.こういったチュートリアルがないと,脳画像解析の世界に入っていくのは困難と思われます.
  • パソコンの操作も不慣れな部分があり不安でしたが、パソコン操作の細かいところまで非常に丁寧に面倒をみていただき、とても助かりました。ありがとうございました。また初学者の私でも分かるように画像解析の取っつきにくい部分を解説していただき、今後自分で勉強していくための足掛かりにしたいと思います。次回の開催を心待ちにしております。
  • 画像解析を学ぶ上で、非常に貴重な基礎をしっかりと学ぶことが出来ました。ありがとうございました。
  • 実際の画像解析で使われる頻度の高いスクリプト、あるいはコマンドを解説していただけるととても助かります。
  • 今回のチュートリアルも勉強になりました。講演者の先生方、運営スタッフの方々に心より深く感謝しております。ありがとうございました。
  • 画像解析について、体系的に勉強できる機会は非常に限られており、本チュートリアルは貴重な機会です。今後も継続いただくことを熱望します。
  • また行きたいので、続けて頂ければ嬉しいです。科研費以外の研究者も含むかたちで。。参加費払っても良いですので
  • もう少し大きい部屋にして受け入れ人数を増やしてほしい。飛行機の予約の関係があるので受講可能の有無をもう少し早めに教えてもらえると助かります。
  • 包括脳は今年度で最後とのことですが、隔年でも良いのでこのような機会をもうけていただければ幸いです。また、講師の先生方は無給とのことですが、このような素晴らしい講習会を行っているのに、無給というのは納得がいきません。非常に申し訳なく思います。
  • ROBEXでanatomical画像のSkull trippingができますが、ROBEXに限らず、EPI画像のskull trippingをすることは可能でしょうか。
  • 解析方法を習得するためのチュートリアルは他にはあまりないので、今後も続けていただければ助かります。
  • 無料で、ここまで懇切丁寧に教えていただけて、大変役立ちます。画像研究は日々進歩してますので、書籍などでは到底追いつけません。ぜひ続けていただけることを強く希望します。
  • 今回、Resting stateのチュートリアルが外れたのは残念でした。次回も是非開催してください。
  • 来年度以降もぜひ講義を受けさせていただきたいので、参加可能定員が減るような規模の縮小がないことを祈っております。
  • とても、身になる講習会で以前にも受講させていただきました。受講できなかった人にむけて動画配信などもあればなお良いと思いました。
Print Friendly, PDF & Email