UbuntuにおけるAFNIのアップデート

AFNIのインストール方法は、公式ページにしたがって行えばできます。AFNIにはコマンドラインからのアップデート機能があり、@update.afni.binaries -dで基本的にアップデートもできます。

しかし、この場合、NIHから新しいバージョンのAFNIをまるごとダウンロードしてきます。wgetでダウンロードするのですが、結構時間がかかります。ブラウザのアドオンについてくるダウンローダで入手するほうが短時間でダウンロードします。

https://afni.nimh.nih.gov/pub/dist/tgz/

ここからダウンロードできます。

ダウンロードしたものを使ってアップデートする際には以下でうまくできます。

インストール先を /usr/local/afni/bin
ダウンロードしたものが、~/Downloads/linux_openmp_64.tgz だとすると、
以下のようになります。

sudo /usr/local/afni/bin/@update.afni.binaries       \
     -bindir /usr/local/afni/bin/                    \
     -local_package ~/Downloads/linux_openmp_64.tgz 

私の場合、/usr/local/afni/binにインストールしたかったので、sudoを使っていますが、デフォルトの~/abinの場合には、sudoは必要ありません。

現在のバージョンは

afni -ver

で簡単に確認できます。

AFNIの3dresampleを使った画像のボクセルサイズの変更

これまで、MRI画像のボクセルサイズを変更する時に、簡単な方法がないなと思っていました。

コマンドひとつで簡単にできないかなといろいろ検索したところ、AFNIの3dresampleというプログラムに行き着きました。

書式は簡単です。
たとえば、ボクセルサイズを2mm x 2mm x 2mm にしたいとしたら、

$ 3dresample -dxyz 2 2 2 -prefix 出力画像 -inset 入力画像

となります。

入力画像、出力画像、ともにNIFTI画像(.nii, .nii.gz)が使えます。

FSLViewやITK-SNAPでは、2つの画像を重ねあわせる時、ボクセルサイズが一致していることが必須ですので、これを知っていることで、作業が簡単になるかもしれません。

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